お題《シトリン》より。柚希とユリアのお話。ほのぼの。




―私にとって君は―






友達、親友…何気なく言っているこの言葉を例えるならば……

「柚ってさ、空気みたいなんだよね」
「…………え?」

ユリアがマジマジと柚希の顔を見つめて呟いた一言に、柚希は唖然とする。

「えっと……どういう意味なのかな…?」
「ん~…なんだろね(笑)」

ヘラリと笑うユリア。話しが見えない。何故自分が空気なのか……存在感がない……と遠回しに言われたのだろうか。だとしたらかなりショックだ。柚希は眉尻を下げシュンとなる。
そんな彼女の表情に、自分の言葉の足りなさを悟ったユリアは、「違うって!」と手を振り否定する。

「柚の考えてる意味じゃないよ」
「え…じゃあ、どう言う意味?」

ウルウルと今にも泣きそうな柚希に、ユリアは満面の笑顔で答えた。



まるで
シトリンのようにまばゆい君は
私にとって

必要不可欠な存在



君が居てくれるから
私は穏やかに呼吸が出来る
いつも傍に居てくれる君に
無限大の感謝をしながら…




お題宝石《シトリン》
宝石言葉…友情

今回は柚希とユリアの話しです。
シトリンは結構好きな石の一つで、売り場に行くと必ず物色しています(笑)
話し自体かなり短くなってしまいましたが、二人の仲良しっぷりを感じていただけたら幸いです。
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