虹色~からシェリルとリアの物語です。もしも…的な要素も含まれています。 ※リアがシェリルに恋心を抱いている設定で、絡み表現が含まれます。苦手な方はご遠慮ください。おそらく、最初で最後の微裏です。
「俺、もう遠慮なんてしませんから」
熱に浮されて言ったこの言葉は……本気だった
穏やかな朝、騎士団副団長のリアは自室のベットにいた。休日…ではなく、その訳は……
「………39度………今日は寝てなさい」
「………はい……;」
風邪だった。
今までのハードな鍛練に加え連日の徹夜。さらに先日の雨の中の任務。過労と雨に打たれての冷えで、翌朝目を覚ましてみれば、頭はガンガン、体中の関節の痛みに朦朧とした意識。当然、食欲も湧かず朝、いつまでたっても食堂にこないリアを心配したシェリルが部屋にやってきたのだ。
「昨日、かなり手こずったものね。ごめんなさいね」
「……団長のせいじゃないですよ……俺の健康管理の問題です」
「リア……医療班には連絡してあるから、もう少し我慢して。あと…何か食べなきゃダメね」
顎に手を添え、考え込むシェリルにリアは眉間にシワを寄せる。
「俺……何も食べたくないんですけど……;」
「ダメよ!食べないと薬飲めないわよ?…オートミールのミルク粥なら大丈夫かしら…頼んでおくわ」
シェリルは一人結論を出し頷く。それを見たリアはなんとか声を搾り出す。
「……どうしても食べなきゃダメですか……?」
「治りたくないの?」
「……;;」
シェリルの容赦ない言葉にもはや何かを言う気力もなく、諦めたように目を伏せた。そんなリアを横目に、ため息を付き、シェリルは部屋を後にした。
そのあとすぐに医療班が来て、風邪と診断されとりあえず解熱剤を処方された。
医療班が帰ると、同僚がミルク粥を持ってきてくれた。リアはない食欲を振り絞りすべて胃に納めると、薬を飲み再び横になった。
静かになった室内。苦しげなリアの呼吸だけが響く。ふと窓を見れば、憎たらしいほどの快晴。リアは恨めしげに空を見つめ、次第にゆっくりと眠りに入っていった。
―――…
――…
―…
「ねえ、あなた。私の部下にならない?」
「その腕前、見込み以上ね」
「ふふ……言うじゃない。でも、部下を護るのは団長の役目よ」
「無理はしないで!貴方まで……貴方まで失いたくないの……!!」
「……この世界に一人きりで放り込まれて、不安だったでしょう……でも貴方は強いわ…私と違って」
「貴方は私が護るわ。この命に代えても……ね」
「…私には貴方が必要なの」
「シェリル……」
頭の中で流れる、自分を求めたシェリルに言われた言葉。その時の彼女は心なしか悲しそうな目をしていた。そんな顔をして欲しくない、いつもみたいに笑ってほしいと夢の中の彼女の名を呼び、手を伸ばすと……頬に何かが触れているような感覚をぼんやり感じ、リアは目を開けた。
※この先、絡み表現があります。事には及びませんが、駄文故不快感を感じるかもしれませんので、苦手な方はご遠慮ください。
視界に入ったのは、今まさに夢の中で手を伸ばした人物だった。
「!!…だ、団長……」
「あ、起こしちゃったわね」
「…………////;」
なんでもないかのように笑う上司。リアはやり場のない恥ずかしさを隠すため、視線を壁に投げた。
「よく寝てたわね。それにちゃんと食事もしたみたいだし…」
感心感心と頷きながら微笑むシェリルにリアは思わず真っ赤になり目を逸らす。原因は彼女の今の服装にあった。いつも見慣れている甲冑姿ではなく、デコルテが大きく開いた木綿のドレス。いつも結い上げている髪は緩く三つ編みにされ、右肩に流れている。普通の女性としてのシェリルだった。
「団長、どうしてここに?」
「あら、部下の心配をしちゃいけない?それに届けたいものもあったから」
はい、と渡された袋には薬紙に包まれた粉末が数個入っていた。リアが不思議そうな顔をしていると、シェリルはそばにあった椅子に腰掛る。
「北の魔女……エレナ、知ってるでしょ?彼女に調合して貰ったのよ。エレナの薬はよく効くからね」
「……そう、ですか。ありがとうございます…」
「医療班から解熱剤だけ貰ったって聞いたから。寝る前にそれ飲んでね」
にこやかに言う彼女にリアはもやもやしていた。
……部下だから………
彼女にしてみれば至って当たり前の言葉だろうが、今のリアには苦しいだけだった。
確かめたい……そう思った。
「団長……」
「ん?」
「団長が………俺を心配してくれたのは部下だから…ですか?」
「え…?」
「答えてくださいよ」
「……リア?」
いつもと雰囲気が違う彼に驚いて少し身を引くシェリルを逃がすまいと、思いのほか素早い動きで彼女の両腕を掴み引き寄せる。
「ちょ……リア、悪ふざけが過ぎるわ……やめて」
「俺はふざけてないですよ。真剣です」
「……っ!リア……やめなさいっ…」
なんとかリアの手から逃れようと身をよじるものの、病人とは言え、やはり男性の力には敵わない。真っすぐ見つめて来る紅と金のオッドアイに耐え切れず、シェリルは顔を背けた。そんな彼女に苛立ちを覚えたリアは、病人とは思えない力でシェリルを抱き寄せ、自分の寝ていたベットに押し倒す。暴れられないように両腕を絡め、縫い付けるように押さえ込んだ。
「ねぇ…?団長……」
「ちょっ!リア!?離してっ!」
「嫌です。ちゃんと答えるまで離しません」
「……急にどうしたのよ?いつもの貴方じゃないわ!」
「いつもの俺ですよ?何言ってるんですか……」
「や……いや……やめて」
「……団長……シェリル」
「!!ん?!」
触れるだけの口づけはまだ熱があるせいか熱い。今まで可愛いくて頼もしい部下だと思っていた彼の行動に、シェリルの目に涙が溢れてきた。なんで、どうして…そんな思いがシェリルの胸を締め付ける。一方のリアも己の行動に驚いていた。目の前の愛おしい彼女を至近距離で見つめている内に、名前を呼びたくなって……自然に口づけていた。
もう、以前のようにはなれないかもしれない……。でも、今更後に引けるはずもない。リアは名残惜しげに口を離し、彼女の目尻から伝う涙を指で拭う。
「謝りませんよ。俺の気持ちが解らない団長のせいなんですから」
「……リア……」
「俺、もう遠慮なんてしませんから。ガンガン行くんで覚悟してくださいね」
「……////!!」
「……シェリル」
「リア……/////」
リアはシェリルを抱きしめ、シェリルもリアの背中に腕を回ししがみついた。
…………そこからリアの意識はプツンと途切れた。
「…………………」
「?……リア?」
「………ZZZ…」
「……ふふっ……無理しちゃって。あら?」
耳元で寝息を聞いたシェリルは、リアがまだ薬を飲んでいない事に気付き、シェリルは彼を起こそうとするが、気持ち良さそうに眠っている顔を見て止める。そして何かを思いついたのか、悪戯な笑みを浮かべる。
「…やられっぱなしなんて悔しいもの……」
シェリルは薬を自分の口に入れ、水差しの水を口に含んだ。
そして…未だ眠る彼の頭を持ち上げ口づけた。
コクン、コクンと喉を鳴らし、薬が彼の体内に入っていくのを確認し、シェリルはゆっくりと唇を離した。
「ありがとう、リア……これから先も貴方が私を愛してくれるなら、必要としてくれるなら、私は………」
彼女のこの先の呟きは、空に輝く星達しか聞いていなかった。
………―
…―
小鳥の囀りにリアは欝すらと目を開けた。あんなに怠かった体はすっかり軽くなり、頭痛も熱も収まっていた。ふと傍らのサイドテーブルを見ると、水差しと一緒に、薬紙が綺麗に畳まれて置いてあった。おそらく、北の魔女の薬のものだろう。
「さすが生命の魔女の薬だな」
そう呟くと、ふと昨日の夜の事を思いだした。そして、あ…と赤面し冷や汗がダラダラ流れた。
この薬を持ってきたのはシェリルで……その後少し会話して………それから……………………;;;
ありありと思い出される、自分の行動。朦朧としていても己の行動は把握している。いくら熱に浮されたとはいえやり過ぎた感が否めない。
今度は青くなりながら、いっそ夢だったらいいのに…と頭を抱えていると、コンコンと扉をノックする音が聞こえた。
「はい……どうぞ…」
俯いたまま返事を返すと、ガチャリと扉が開き、ベットの側までやってきたその人物を視界に入れたリアは、再び真っ赤になった。
「リア、具合はどう?」
いつもの甲冑姿のシェリルが微笑んでいた。リアは恐る恐る昨晩の事を聞いてみた。
「あ、の、俺……昨日…」
「まだ調子悪いの?仕方ないわね、大事を取って今日も休みなさい」
いつもと全く変わらない態度のシェリルに、ホッとしたようなガッカリしたような……そんな思惑を隠すように苦笑いを返し頷く。
シェリルが部屋を出ていった後、ふと考えた。
「あれ?そういえば…俺、いつ薬飲んだ?……ま、まさか……」
自分で出した結論にリアは思わず唇を抑えた。その後、再び熱が上がり更に一週間寝込んだのは言うまでもない……。
どんな時でも私はいつも
貴方が手を伸ばせば届く距離に…
昨日の返事は、
熱のせいではない貴方の本当の気持ちを聞いてから…ね……
END
「俺、もう遠慮なんてしませんから」
熱に浮されて言ったこの言葉は……本気だった
《この手を伸ばせば…》
穏やかな朝、騎士団副団長のリアは自室のベットにいた。休日…ではなく、その訳は……
「………39度………今日は寝てなさい」
「………はい……;」
風邪だった。
今までのハードな鍛練に加え連日の徹夜。さらに先日の雨の中の任務。過労と雨に打たれての冷えで、翌朝目を覚ましてみれば、頭はガンガン、体中の関節の痛みに朦朧とした意識。当然、食欲も湧かず朝、いつまでたっても食堂にこないリアを心配したシェリルが部屋にやってきたのだ。
「昨日、かなり手こずったものね。ごめんなさいね」
「……団長のせいじゃないですよ……俺の健康管理の問題です」
「リア……医療班には連絡してあるから、もう少し我慢して。あと…何か食べなきゃダメね」
顎に手を添え、考え込むシェリルにリアは眉間にシワを寄せる。
「俺……何も食べたくないんですけど……;」
「ダメよ!食べないと薬飲めないわよ?…オートミールのミルク粥なら大丈夫かしら…頼んでおくわ」
シェリルは一人結論を出し頷く。それを見たリアはなんとか声を搾り出す。
「……どうしても食べなきゃダメですか……?」
「治りたくないの?」
「……;;」
シェリルの容赦ない言葉にもはや何かを言う気力もなく、諦めたように目を伏せた。そんなリアを横目に、ため息を付き、シェリルは部屋を後にした。
そのあとすぐに医療班が来て、風邪と診断されとりあえず解熱剤を処方された。
医療班が帰ると、同僚がミルク粥を持ってきてくれた。リアはない食欲を振り絞りすべて胃に納めると、薬を飲み再び横になった。
静かになった室内。苦しげなリアの呼吸だけが響く。ふと窓を見れば、憎たらしいほどの快晴。リアは恨めしげに空を見つめ、次第にゆっくりと眠りに入っていった。
―――…
――…
―…
「ねえ、あなた。私の部下にならない?」
「その腕前、見込み以上ね」
「ふふ……言うじゃない。でも、部下を護るのは団長の役目よ」
「無理はしないで!貴方まで……貴方まで失いたくないの……!!」
「……この世界に一人きりで放り込まれて、不安だったでしょう……でも貴方は強いわ…私と違って」
「貴方は私が護るわ。この命に代えても……ね」
「…私には貴方が必要なの」
「シェリル……」
頭の中で流れる、自分を求めたシェリルに言われた言葉。その時の彼女は心なしか悲しそうな目をしていた。そんな顔をして欲しくない、いつもみたいに笑ってほしいと夢の中の彼女の名を呼び、手を伸ばすと……頬に何かが触れているような感覚をぼんやり感じ、リアは目を開けた。
※この先、絡み表現があります。事には及びませんが、駄文故不快感を感じるかもしれませんので、苦手な方はご遠慮ください。
視界に入ったのは、今まさに夢の中で手を伸ばした人物だった。
「!!…だ、団長……」
「あ、起こしちゃったわね」
「…………////;」
なんでもないかのように笑う上司。リアはやり場のない恥ずかしさを隠すため、視線を壁に投げた。
「よく寝てたわね。それにちゃんと食事もしたみたいだし…」
感心感心と頷きながら微笑むシェリルにリアは思わず真っ赤になり目を逸らす。原因は彼女の今の服装にあった。いつも見慣れている甲冑姿ではなく、デコルテが大きく開いた木綿のドレス。いつも結い上げている髪は緩く三つ編みにされ、右肩に流れている。普通の女性としてのシェリルだった。
「団長、どうしてここに?」
「あら、部下の心配をしちゃいけない?それに届けたいものもあったから」
はい、と渡された袋には薬紙に包まれた粉末が数個入っていた。リアが不思議そうな顔をしていると、シェリルはそばにあった椅子に腰掛る。
「北の魔女……エレナ、知ってるでしょ?彼女に調合して貰ったのよ。エレナの薬はよく効くからね」
「……そう、ですか。ありがとうございます…」
「医療班から解熱剤だけ貰ったって聞いたから。寝る前にそれ飲んでね」
にこやかに言う彼女にリアはもやもやしていた。
……部下だから………
彼女にしてみれば至って当たり前の言葉だろうが、今のリアには苦しいだけだった。
確かめたい……そう思った。
「団長……」
「ん?」
「団長が………俺を心配してくれたのは部下だから…ですか?」
「え…?」
「答えてくださいよ」
「……リア?」
いつもと雰囲気が違う彼に驚いて少し身を引くシェリルを逃がすまいと、思いのほか素早い動きで彼女の両腕を掴み引き寄せる。
「ちょ……リア、悪ふざけが過ぎるわ……やめて」
「俺はふざけてないですよ。真剣です」
「……っ!リア……やめなさいっ…」
なんとかリアの手から逃れようと身をよじるものの、病人とは言え、やはり男性の力には敵わない。真っすぐ見つめて来る紅と金のオッドアイに耐え切れず、シェリルは顔を背けた。そんな彼女に苛立ちを覚えたリアは、病人とは思えない力でシェリルを抱き寄せ、自分の寝ていたベットに押し倒す。暴れられないように両腕を絡め、縫い付けるように押さえ込んだ。
「ねぇ…?団長……」
「ちょっ!リア!?離してっ!」
「嫌です。ちゃんと答えるまで離しません」
「……急にどうしたのよ?いつもの貴方じゃないわ!」
「いつもの俺ですよ?何言ってるんですか……」
「や……いや……やめて」
「……団長……シェリル」
「!!ん?!」
触れるだけの口づけはまだ熱があるせいか熱い。今まで可愛いくて頼もしい部下だと思っていた彼の行動に、シェリルの目に涙が溢れてきた。なんで、どうして…そんな思いがシェリルの胸を締め付ける。一方のリアも己の行動に驚いていた。目の前の愛おしい彼女を至近距離で見つめている内に、名前を呼びたくなって……自然に口づけていた。
もう、以前のようにはなれないかもしれない……。でも、今更後に引けるはずもない。リアは名残惜しげに口を離し、彼女の目尻から伝う涙を指で拭う。
「謝りませんよ。俺の気持ちが解らない団長のせいなんですから」
「……リア……」
「俺、もう遠慮なんてしませんから。ガンガン行くんで覚悟してくださいね」
「……////!!」
「……シェリル」
「リア……/////」
リアはシェリルを抱きしめ、シェリルもリアの背中に腕を回ししがみついた。
…………そこからリアの意識はプツンと途切れた。
「…………………」
「?……リア?」
「………ZZZ…」
「……ふふっ……無理しちゃって。あら?」
耳元で寝息を聞いたシェリルは、リアがまだ薬を飲んでいない事に気付き、シェリルは彼を起こそうとするが、気持ち良さそうに眠っている顔を見て止める。そして何かを思いついたのか、悪戯な笑みを浮かべる。
「…やられっぱなしなんて悔しいもの……」
シェリルは薬を自分の口に入れ、水差しの水を口に含んだ。
そして…未だ眠る彼の頭を持ち上げ口づけた。
コクン、コクンと喉を鳴らし、薬が彼の体内に入っていくのを確認し、シェリルはゆっくりと唇を離した。
「ありがとう、リア……これから先も貴方が私を愛してくれるなら、必要としてくれるなら、私は………」
彼女のこの先の呟きは、空に輝く星達しか聞いていなかった。
………―
…―
小鳥の囀りにリアは欝すらと目を開けた。あんなに怠かった体はすっかり軽くなり、頭痛も熱も収まっていた。ふと傍らのサイドテーブルを見ると、水差しと一緒に、薬紙が綺麗に畳まれて置いてあった。おそらく、北の魔女の薬のものだろう。
「さすが生命の魔女の薬だな」
そう呟くと、ふと昨日の夜の事を思いだした。そして、あ…と赤面し冷や汗がダラダラ流れた。
この薬を持ってきたのはシェリルで……その後少し会話して………それから……………………;;;
ありありと思い出される、自分の行動。朦朧としていても己の行動は把握している。いくら熱に浮されたとはいえやり過ぎた感が否めない。
今度は青くなりながら、いっそ夢だったらいいのに…と頭を抱えていると、コンコンと扉をノックする音が聞こえた。
「はい……どうぞ…」
俯いたまま返事を返すと、ガチャリと扉が開き、ベットの側までやってきたその人物を視界に入れたリアは、再び真っ赤になった。
「リア、具合はどう?」
いつもの甲冑姿のシェリルが微笑んでいた。リアは恐る恐る昨晩の事を聞いてみた。
「あ、の、俺……昨日…」
「まだ調子悪いの?仕方ないわね、大事を取って今日も休みなさい」
いつもと全く変わらない態度のシェリルに、ホッとしたようなガッカリしたような……そんな思惑を隠すように苦笑いを返し頷く。
シェリルが部屋を出ていった後、ふと考えた。
「あれ?そういえば…俺、いつ薬飲んだ?……ま、まさか……」
自分で出した結論にリアは思わず唇を抑えた。その後、再び熱が上がり更に一週間寝込んだのは言うまでもない……。
どんな時でも私はいつも
貴方が手を伸ばせば届く距離に…
《この手を伸ばせば…》
昨日の返事は、
熱のせいではない貴方の本当の気持ちを聞いてから…ね……
END
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