Episode3~遭遇~
「ん?何だって?」
「・・・・・・何度も言わせないで。サンテロッド研究所はどこ?」
「ああ、サンテロッド・・・・・・あそこは誰も近づかないぞ。ヤバイ人体実験してるとかしてないとか・・・・・・・」
「場所を教えてくれればいいわ。私の目で確かめるから・・・・」
「んん~・・・・・・・・・・・本当に行くのかい?」
「ええ」
「でもな~・・・・どうするかな・・・・・」
「急いでるんだけど・・・・・・」
「分かった分かった。睨まんでくれよ・・・・・ん」
「・・・・・・・何?この手は。お手しろっていうの?」
「違うってえ!!情報料!!」
「・・・・・・・いくら?」
「10ドル!!」
「・・・・・・・・・・・・他をあたるわ・・・・・」
キリーはマルロニと別れた後、自力で情報収集を始めたのはいいのだが、いかんせん場所柄ホームレスやならず者のたまり場となっている為、情報を持っているのかも怪しい上に金銭を要求してくる輩ばかりでイマイチ信用できない。
「・・・・・マルロニの方がまだマシよね・・・・・。場所変えようかしら・・・・ん?」
キリーが場所を移動しようと路地に入ろうとしたとき、表通りが騒がしくなった。喧嘩をしているのか、怒号や悲鳴が聞こえる。普段なら無視を決めるキリーだが、妙な胸騒ぎを感じ、騒ぎの場所に向かった。
**********************************************
キリーが表通りに出てみると、凄惨な光景が広がっていた・・・・・・・。
店は壁が崩され、道のあちこちに老若男女の屍。逃げ惑う人々・・・・・・・。
騒ぎを起こしていると見える人物は、顔に生気がなく目も焦点が合っていないまま、大きな斧を振り回し、近くいるものを次々切りつける。
その度に悲鳴や断末魔が上がり、血を吹き出し倒れる。
一見、喧嘩がエスカレートした様子なのだが、キリーは異様な雰囲気を感じ取っていた。
しばらく様子を伺っていたが、暴れている人物の一人に視線を向ける。
「あいつは・・・・!!!」
おもむろにコートのポケットに手を入れ、写真を取り出した。そこには気の弱そうな一人の男性の姿。キリーは男に視線を戻し、呟いた。
「間違いないわ。・・・・・・でもなんで・・・・」
・・・・・・・・正にキリーが探していた人物だった。
・・・・・・・・・数日前、キリーが久しぶりに『ハーフムーン』に行くと、何やら神妙な顔をした女性とマルロニがいた。最初は愛人と揉めているのかと呆れ顔でアンジェラに尋ねてみると、どうやらあの女性は自分に用があるようだった。(マルロニはバカ正直な上不器用だから、浮気なんて無理無理(笑)その心配はないわ!!とアンジェラが笑いながら言っていた)
「・・・・・!!お、キリー、待ってたぜ!!」
こっちに来いとマルロニが手招く。女性の方もキリーに気づき、硬い表情のまま軽く会釈する。
チラリとアンジェラを見ると、笑顔で「行ってきなさい」と促される。キリーはふぅとため息を吐くと、二人のもとに近づいていき、勧められるままにマルロニの隣に座る。
「キリー、こちらのお嬢さんはマリーナ。お前に依頼がしたいんだと」
「・・・・依頼?私はそんな事・・・・・」
「どうかお願いです!!私の兄を探してください!!」
「・・・・・兄・・・・?って待って。私は依頼なんて・・・・」
「半月前・・・・いつもの通りに仕事に行ったきり、帰ってこないんです」
「・・・・・・人の話聞いてるの?」
「真面目で優しい私のたった一人の家族なんです・・・・」
「・・・・・・あ、そう・・・・」
「そんな兄が、突然いなくなるなんて・・・・信じられません」
「ん~・・・・単純に家出とか女じゃ・・・・」
「ありえません!!!」
「おう・・・・・・;;;」
「・・・・・言い切った・・・・」
「という訳なので・・・・キルエリッヒさん、私の兄を探してください!!」
「・・・・・・・・・・・どう言う訳・・・・・」
「お礼はいくらでも差し上げます」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
マリーナは鞄から小切手を取り出しキリーの前に置き、その意図が分からず、どう反応していいのか分かず無言のままのキリーとマルロニに言った。
「この小切手にご要望の金額を入れてください。いくらでも差し上げますわ!!」
「出た、セレブギャグ・・・・・・・」
「ギャグではありませんわ!!兄を必ず私の元に連れてきてください」
「・・・・・・・マリーナだったかしら・・・・なぜ私なの?役人に任せればいいじゃない」
キリーに言われ、マリーナの顔が曇る。
「役人ではダメなのです」
「そりゃあまた。どうしてだい?」
「実は・・・・私聞いたのです。兄がサンテロット近くで研究員らしき人物と話をしていたと・・・」
「知り合いとかじゃないのかい?」
「私も最初はそう思っていました。でも、・・・・・・」
「・・・・・・・その直後、行方不明になってしまったから、もしかしたら・・・・ってこと?」
「はい・・・・・」
その予想はあながち間違いではないだろう。これだけ兄を慕い把握している妹のことだ。そして自分のことを調べ上げられるほどの情報網の持ち主、兄の交友関係も調べているはずだ。考え込むキリーをチラリと見遣り、マルロニがマリーナに問いかける。
「なら余計に役人のほうがいいんじゃ・・・」
「・・・・無理ね」
静かな否定の言葉・・・・・マルロニとマリーナがキリーを見る。
「なんでだよ・・・?」
「マルロニ・・・・あなた情報屋なのに知らないの?サンテロット研究所は重役役人たちを買収している。一市民の言うことなんていくらでも揉み消せるわ・・・・。奴らがなんの目的でどんな研究をしているのかは検討も付かないけど・・・・・・・・もし、マリーナの兄が何らかのきっかけから研究所の人間と親しくなって・・・・」
「まさか、マリーナの兄貴が、秘密を知ってしまった・・?」
「法の番人の役人を買収してまで利用しなければ出来ない研究なんて・・・・・・ロクなものじゃないわ」
「例えば?」
マルロニが尋ねると、キリーはマリーナをチラリと見遣ると、マリーナの顔が引きつり青ざめる。
「・・・・・・・・・人体実験・・・・・・・しかも非合法のね」
マルロニとマリーナは息を飲み、お互いの顔を見合わせる。
確かにサンテロットは怪しげな噂が絶えない。しかし、それはあくまでも市民の憶測から広まったものだ・・・・・と思っていた。もしそれが憶測でなく、事実だとしたら・・・・・・マリーナの兄の安否は絶望的と言えよう。
だがマルロニはそれよりも気になった。情報屋の自分よりも、なぜキリーがサンテロットに詳しいのか・・・・・・。
「お前・・・・なんで・・・」
問いかけようとしたマルロニの言葉を遮るように、キリーが小切手を手に取った。そして真っ青になり、今にも泣き出しそうなマリーナを見る。
「・・・・・・・・・好きな金額書いていいのよね・・・?」
「!!え、それじゃあ・・・・・」
「・・・・・金額は・・・・・・そうね・・・・・・・・これでいいわ」
「・・・・・・・!!分かりました。ありがとうございます!!」
マリーナはキリーに何度もお礼を言い、店を出て行った。
「おい、何がお前の心の琴線にふれたんだ?」
「マルロニ・・・・・情報収集任せたからね。・・・・・・・・・・・もう行くわ」
「お、おい!!」
慌てたようなマルロニの声を無視し、キリーは店を出て行った。
「ったく・・・・・。訳分からん・・・・・」
ため息混じりにぼやいていると、グラスを持ったアンジェラが近づき、マルロニの前に置く。
「ふふ・・・・キリーはマルロニを信頼してるのよ」
「・・・・・そうかあ?」
「ええ。見てれば分かるわよ」
「俺は分かんね」
「ま、あからさまに態度に出す子じゃないしね。頑張って、マルロニ」
アンジェラはそう言うと、仕事に戻るわねとカウンターに歩いて行った。
一匹狼もとい一匹猫なあいつが、他人を信頼とは・・・・・・・。
「悪い気はしねえが、な」
マルロニは早速、情報収集に取り掛かった。
***************************************
そんな流れでマリーナの兄の捜索を始めたのだが・・・・・・・・マルロニの情報も大して役に立たず、かなり行き詰っており、さすがのキリーも苛立っていたところで、この状況である。
キリーはしばらく、彼らの暴れている様を見ていた。
最初は乱入し気絶でもなんでもさせてから、強引に連れ帰ろうと思っていた。しかし、彼らの動きは動緩慢さがなく、どこかぎこちない。
このような状態は・・・・・・・・キリーの脳裏に最悪な事態の考えがよぎった。
「・・・・・・・・・サンテロットの研究は人間兵器・・しかも思考を麻痺させ、身体能力を特化させる個体にすること・・・・」
キリーの目がすっと細められる。
「・・・・・・・・・・一昔前の私と同じ・・・・・・・・・」
思い出すのも苦痛で仕方ない、過去の忌まわしき出来事がキリーの頭をよぎり、僅かに顔をしかめる。
「・・・・・・・性懲りもなくまだ続けてるなんてね・・・・・まあいいわ。今度こそ・・・・・・」
私が・・・・・終わらせる・・・・・・・。
そうと決まれば迷いはない・・・・・まずは奴らに牽制だ。
キリーは未だ暴れている件の彼の前に躍り出た。
次回、ようやくバトルになります・・・・・;
「ん?何だって?」
「・・・・・・何度も言わせないで。サンテロッド研究所はどこ?」
「ああ、サンテロッド・・・・・・あそこは誰も近づかないぞ。ヤバイ人体実験してるとかしてないとか・・・・・・・」
「場所を教えてくれればいいわ。私の目で確かめるから・・・・」
「んん~・・・・・・・・・・・本当に行くのかい?」
「ええ」
「でもな~・・・・どうするかな・・・・・」
「急いでるんだけど・・・・・・」
「分かった分かった。睨まんでくれよ・・・・・ん」
「・・・・・・・何?この手は。お手しろっていうの?」
「違うってえ!!情報料!!」
「・・・・・・・いくら?」
「10ドル!!」
「・・・・・・・・・・・・他をあたるわ・・・・・」
キリーはマルロニと別れた後、自力で情報収集を始めたのはいいのだが、いかんせん場所柄ホームレスやならず者のたまり場となっている為、情報を持っているのかも怪しい上に金銭を要求してくる輩ばかりでイマイチ信用できない。
「・・・・・マルロニの方がまだマシよね・・・・・。場所変えようかしら・・・・ん?」
キリーが場所を移動しようと路地に入ろうとしたとき、表通りが騒がしくなった。喧嘩をしているのか、怒号や悲鳴が聞こえる。普段なら無視を決めるキリーだが、妙な胸騒ぎを感じ、騒ぎの場所に向かった。
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キリーが表通りに出てみると、凄惨な光景が広がっていた・・・・・・・。
店は壁が崩され、道のあちこちに老若男女の屍。逃げ惑う人々・・・・・・・。
騒ぎを起こしていると見える人物は、顔に生気がなく目も焦点が合っていないまま、大きな斧を振り回し、近くいるものを次々切りつける。
その度に悲鳴や断末魔が上がり、血を吹き出し倒れる。
一見、喧嘩がエスカレートした様子なのだが、キリーは異様な雰囲気を感じ取っていた。
しばらく様子を伺っていたが、暴れている人物の一人に視線を向ける。
「あいつは・・・・!!!」
おもむろにコートのポケットに手を入れ、写真を取り出した。そこには気の弱そうな一人の男性の姿。キリーは男に視線を戻し、呟いた。
「間違いないわ。・・・・・・でもなんで・・・・」
・・・・・・・・正にキリーが探していた人物だった。
・・・・・・・・・数日前、キリーが久しぶりに『ハーフムーン』に行くと、何やら神妙な顔をした女性とマルロニがいた。最初は愛人と揉めているのかと呆れ顔でアンジェラに尋ねてみると、どうやらあの女性は自分に用があるようだった。(マルロニはバカ正直な上不器用だから、浮気なんて無理無理(笑)その心配はないわ!!とアンジェラが笑いながら言っていた)
「・・・・・!!お、キリー、待ってたぜ!!」
こっちに来いとマルロニが手招く。女性の方もキリーに気づき、硬い表情のまま軽く会釈する。
チラリとアンジェラを見ると、笑顔で「行ってきなさい」と促される。キリーはふぅとため息を吐くと、二人のもとに近づいていき、勧められるままにマルロニの隣に座る。
「キリー、こちらのお嬢さんはマリーナ。お前に依頼がしたいんだと」
「・・・・依頼?私はそんな事・・・・・」
「どうかお願いです!!私の兄を探してください!!」
「・・・・・兄・・・・?って待って。私は依頼なんて・・・・」
「半月前・・・・いつもの通りに仕事に行ったきり、帰ってこないんです」
「・・・・・・人の話聞いてるの?」
「真面目で優しい私のたった一人の家族なんです・・・・」
「・・・・・・あ、そう・・・・」
「そんな兄が、突然いなくなるなんて・・・・信じられません」
「ん~・・・・単純に家出とか女じゃ・・・・」
「ありえません!!!」
「おう・・・・・・;;;」
「・・・・・言い切った・・・・」
「という訳なので・・・・キルエリッヒさん、私の兄を探してください!!」
「・・・・・・・・・・・どう言う訳・・・・・」
「お礼はいくらでも差し上げます」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
マリーナは鞄から小切手を取り出しキリーの前に置き、その意図が分からず、どう反応していいのか分かず無言のままのキリーとマルロニに言った。
「この小切手にご要望の金額を入れてください。いくらでも差し上げますわ!!」
「出た、セレブギャグ・・・・・・・」
「ギャグではありませんわ!!兄を必ず私の元に連れてきてください」
「・・・・・・・マリーナだったかしら・・・・なぜ私なの?役人に任せればいいじゃない」
キリーに言われ、マリーナの顔が曇る。
「役人ではダメなのです」
「そりゃあまた。どうしてだい?」
「実は・・・・私聞いたのです。兄がサンテロット近くで研究員らしき人物と話をしていたと・・・」
「知り合いとかじゃないのかい?」
「私も最初はそう思っていました。でも、・・・・・・」
「・・・・・・・その直後、行方不明になってしまったから、もしかしたら・・・・ってこと?」
「はい・・・・・」
その予想はあながち間違いではないだろう。これだけ兄を慕い把握している妹のことだ。そして自分のことを調べ上げられるほどの情報網の持ち主、兄の交友関係も調べているはずだ。考え込むキリーをチラリと見遣り、マルロニがマリーナに問いかける。
「なら余計に役人のほうがいいんじゃ・・・」
「・・・・無理ね」
静かな否定の言葉・・・・・マルロニとマリーナがキリーを見る。
「なんでだよ・・・?」
「マルロニ・・・・あなた情報屋なのに知らないの?サンテロット研究所は重役役人たちを買収している。一市民の言うことなんていくらでも揉み消せるわ・・・・。奴らがなんの目的でどんな研究をしているのかは検討も付かないけど・・・・・・・・もし、マリーナの兄が何らかのきっかけから研究所の人間と親しくなって・・・・」
「まさか、マリーナの兄貴が、秘密を知ってしまった・・?」
「法の番人の役人を買収してまで利用しなければ出来ない研究なんて・・・・・・ロクなものじゃないわ」
「例えば?」
マルロニが尋ねると、キリーはマリーナをチラリと見遣ると、マリーナの顔が引きつり青ざめる。
「・・・・・・・・・人体実験・・・・・・・しかも非合法のね」
マルロニとマリーナは息を飲み、お互いの顔を見合わせる。
確かにサンテロットは怪しげな噂が絶えない。しかし、それはあくまでも市民の憶測から広まったものだ・・・・・と思っていた。もしそれが憶測でなく、事実だとしたら・・・・・・マリーナの兄の安否は絶望的と言えよう。
だがマルロニはそれよりも気になった。情報屋の自分よりも、なぜキリーがサンテロットに詳しいのか・・・・・・。
「お前・・・・なんで・・・」
問いかけようとしたマルロニの言葉を遮るように、キリーが小切手を手に取った。そして真っ青になり、今にも泣き出しそうなマリーナを見る。
「・・・・・・・・・好きな金額書いていいのよね・・・?」
「!!え、それじゃあ・・・・・」
「・・・・・金額は・・・・・・そうね・・・・・・・・これでいいわ」
「・・・・・・・!!分かりました。ありがとうございます!!」
マリーナはキリーに何度もお礼を言い、店を出て行った。
「おい、何がお前の心の琴線にふれたんだ?」
「マルロニ・・・・・情報収集任せたからね。・・・・・・・・・・・もう行くわ」
「お、おい!!」
慌てたようなマルロニの声を無視し、キリーは店を出て行った。
「ったく・・・・・。訳分からん・・・・・」
ため息混じりにぼやいていると、グラスを持ったアンジェラが近づき、マルロニの前に置く。
「ふふ・・・・キリーはマルロニを信頼してるのよ」
「・・・・・そうかあ?」
「ええ。見てれば分かるわよ」
「俺は分かんね」
「ま、あからさまに態度に出す子じゃないしね。頑張って、マルロニ」
アンジェラはそう言うと、仕事に戻るわねとカウンターに歩いて行った。
一匹狼もとい一匹猫なあいつが、他人を信頼とは・・・・・・・。
「悪い気はしねえが、な」
マルロニは早速、情報収集に取り掛かった。
***************************************
そんな流れでマリーナの兄の捜索を始めたのだが・・・・・・・・マルロニの情報も大して役に立たず、かなり行き詰っており、さすがのキリーも苛立っていたところで、この状況である。
キリーはしばらく、彼らの暴れている様を見ていた。
最初は乱入し気絶でもなんでもさせてから、強引に連れ帰ろうと思っていた。しかし、彼らの動きは動緩慢さがなく、どこかぎこちない。
このような状態は・・・・・・・・キリーの脳裏に最悪な事態の考えがよぎった。
「・・・・・・・・・サンテロットの研究は人間兵器・・しかも思考を麻痺させ、身体能力を特化させる個体にすること・・・・」
キリーの目がすっと細められる。
「・・・・・・・・・・一昔前の私と同じ・・・・・・・・・」
思い出すのも苦痛で仕方ない、過去の忌まわしき出来事がキリーの頭をよぎり、僅かに顔をしかめる。
「・・・・・・・性懲りもなくまだ続けてるなんてね・・・・・まあいいわ。今度こそ・・・・・・」
私が・・・・・終わらせる・・・・・・・。
そうと決まれば迷いはない・・・・・まずは奴らに牽制だ。
キリーは未だ暴れている件の彼の前に躍り出た。
次回、ようやくバトルになります・・・・・;
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